女性のほうが便秘になりやすいの?原因は?対策は?

女性のほうが男性より便秘になりやすいと言われますがほんとうでしょうか?

厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」の「統計表第10表」によれば、
年齢が上がるにつれ、男性より女性のほう「便秘」を訴える人の人数が多くなることが明確に示されています。

◇男性:年齢階級別「便秘」を訴える人数(1,000人当たり)
9歳以下:5.8人
10-19歳:4.6人
20-29歳:6.5人
30-39歳:9.0人
40-49歳:10.4人
50-59歳:13.8人
60-69歳:27.2人
70-79歳:67.1人
80歳以上:107.6人

◇女性:年齢階級別「便秘」を訴える人数(1,000人当たり)
9歳以下:6.6人
10-19歳:14.5人
20-29歳:35.2人
30-39歳:35.5人
40-49歳:34.8人
50-59歳:38.3人
60-69歳:45.6人
70-79歳:82.2人
80歳以上:108.3人

では、なぜ女性のほうが便秘になりやすいのでしょうか。
また、どのような対策が有効なのでしょうか。

なぜ女性は便秘になりやすいの?

筋肉量の違い

排便には腹筋が必要とされます。
けれども、女性のほうが男性より腹筋が弱いことが多いのです。

腹筋が弱いと大きな腹圧をかけることができないため、便を押し出す力が弱く排便がスムーズにいきません。

また、腹筋が弱いと内臓下垂になりやすくなります。胃下垂や内臓下垂により腸が圧迫されて下がり、圧迫により腸のぜん動運動が鈍くなってしまうのです。

黄体ホルモンの影響


女性に便秘が多い原因のひとつに、女性ホルモンの影響も考えられています。
女性ホルモンである「黄体ホルモン」の分泌が腸のぜん動運動を鈍くさせるとされています。

黄体ホルモンは、排卵から月経までの期間に多く分泌されます。生理中に便秘になりやすいと訴える女性が多いのもそのためです。

また、黄体ホルモンの分泌が増えると、大腸での水分吸収が活発になります。すると、腸に残る水分量は減り、便は硬くなります。便の水分が減ると、排出も困難になり、便秘の原因のひとつとなります。この黄体ホルモンの働きで、体に水分をため込んでしまい、体全体がむくやすくなり、体が重いと感じようになったりもします。

トイレを我慢してしまう生活習慣

便意を感じたらすぐにトイレに直行することが便秘にならないコツ。
でも、生活習慣やトイレに行きにくい環境などによってこのタイミングを逃してしまうことが重なると、便秘つながります。

そもそも、排便に至るまでには、次のようなメカニズムがあります。

便が肛門の近く直腸まで届くと、腸の内圧が増して粘膜が刺激され排便反射が起こります。この排便反射によって大脳へシグナルが送られて「便意」を感じます。

ところが、ここで我慢をしてしまうと、「排便抑制のための刺激」というものが大脳に送られ、内肛門括約筋、外肛門括約筋を緊張させてしまいます。排便は、この肛門括約筋が緩むとうまくいくのですが、緊張してしまうと、排便がスムーズに行われません。我慢によって肛門括約筋が緊張し、便意は消失します。この我慢を繰り返していると、腸内からのシグナルを感じにくくなってしまい、便秘につながっていきます。

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無理なダイエット

無理なダイエットにより、食事の量が減っても便秘は起こりやすくなります。
食事量が減ると、腸への刺激が弱まって、ぜん動運動の働きが悪くなります。便の量も減り、摂取できる食物繊維の量も減ります。結果的に排便習慣は乱れ、便秘になりやすくなります。

便秘改善のためには、通常量の食事と水分をしっかり摂ることがたいせつです。

女性の便秘への対策は?

女性特有の便秘の原因への対策はどうすればいいのでしょうか?

適度な運動

便秘対策に激しい運動は必要ありませんが、適度な運動は効果的です。健康維持のためにも運動は必須。
軽いウォーキングなどを心がけてみましょう。

少し歩く習慣をつけるだけで、便秘改善した例も多々あります。

また、腹筋を鍛えることも効果的。
腹式呼吸やストレッチもたいへん効果があります。

規則正しい生活

規則正しい食事が、大腸のぜん動運動の働きを活発にします。

とくに、朝食はしっかり摂ることがとても大切。
最も便意を感じやすいのが朝食の後だからです。
これは、人間に備わっているリズムです。
このリズムにしたがうことで便秘から解放されましょう。

朝食を摂る、朝トイレタイムを確保する。
そのためにも、就寝時間を早めて朝は早く起き、睡眠は十分とるように、生活全体のリズムを整えると良い結果につながります。

体を冷やさない

お腹をあたためるのも良いですが、まずは体全体を冷やさないように心がけてみましょう。
冷え症の方に、便秘がちの方が多く見受けられるようです。
体を温める食べ物を摂る、お風呂にふっくりつかる、など冷え症を改善する行動が、便秘改善につながることも。

冷たいものを食べない、お風呂で体を温める、軽い運動をする、などを試してみましょう。

まとめ



がんこな便秘に悩む女性は多く、高齢になるにしたがって数も増えます。

食生活、睡眠、運動などなど。
良いと思われることはひとつずつ試して習慣化し、快適生活が送れるようになるといいですね。

それでも改善しなければ、良いと思われるお薬や漢方薬、サプリメントなどを試す段階になりますが、まずは生活習慣の見直しから取り組んでみるのがいいと思います。

がんばりましょう。

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