お疲れ様は上司に使える?ご苦労様は使えない?英語表現は?

昨今では、上司に対するねぎらいの言葉として「ご苦労様」を使うと眉をひそめられてしまいます。なぜなのでしょうか。

「お疲れ様」という言葉が使われるシーン

「お疲れ様」の意味は?

「お疲れ様」はねぎらいの言葉です。
相手が仕事などをした結果生じた疲労などに対するねぎらいの気持ちを表す言葉です。

挨拶としても使われる「お疲れ様」

現在では、「お疲れ様」は出会った際の挨拶として頻繁に使われるようになってきました。
「こんにちは」と言う代わりに、
「お疲れ様です」
という言葉が使われます。

さらには、退社の際、あるいはビジネス相手との別れの際に
「さようなら」の代わりに
「お疲れ様でした」
という言葉が使われます。

ビジネスシーンで使われるねぎらいの言葉のルール

とくにビジネスシーンなど、上下関係が重要な場では、「お疲れ様」と「ご苦労様」の使い分けがなされています。

「ご苦労さま」というのは、目上の者から目下の者への言葉。

「お疲れ様」は、目下の者から目上の者へのねぎらいの言葉としてつかえる。

というのが、現状のビジネスシーンでの常識です。
したがって、目下の者がうっかり上司に向かって
「お疲れ様でした。」
などと言ってしまうと、「むっ」とされかねませんので注意しなければなりません。

TVドラマを見ていても、昨今はこのあたりが非常に気を遣って使い分けられているなと感じます。

「ご苦労」というのは、目上の者が目下の者をねぎらう場合に使います。
例えば、上司が良い仕事をした部下に向かって
「ご苦労様」
という言葉をかけると、部下がにっこりするドラマのシーンを想像なさってみてください。

「お疲れ様」以外の言葉

広く浸透した「お疲れ様」という言い方に少々あきあきして、別の言い方を探している方も多いことと思います。こちらに、ねぎらいの言葉として使用できる「お疲れ様」以外の言葉を集めてみました。

◇がんばったね

◇いつもお世話になります

◇たいへんでしたね

◇さすがですね

◇今日は助かりました

◇おかげさまで助かりました

◇あまりご無理なさらないでください

◇明日もこの調子でお願いします

◇お心遣いに感謝申し上げます

◇恐縮でございます

「お疲れ様」を英語で言うと?

「お疲れ様」という日本語は、シチュエーションにより多くの意味を含んでいます。それぞれのシーンによって、該当する英語表現が異なってきますので、シチュエーションにあった英語表現を選んで使ってみてください。

Thank you for~

目下の人から上司などの目上の人へ感謝の気持ちを表すときにぴったりの表現です。

Thank you for your help.

の後に具体的にしていただいたことを入れれば、
「~してくださって、ありがとございました。」
と、感謝とねぎらいの気持ちをじゅうぶんに伝えることができます。

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Thank you for your help, I really appreciate it.
(助けてくださってありがとうございます、心より感謝しております。)

You’ve got to be tired. / You must be tired.

こちらは、文字通り相手の疲労をねぎらう言葉です。相手が身体的、ときには精神的に疲労するような仕事をした後で、その疲労をねぎらいます。こちらは、目上の人にも使うことができます

注意すべき点は、人間関係ができあがっている人にのみ使えるということです。初対面の人や、宅配の人、お店の人などには使えませんので注意しましょう。

Well done! / Good job!

こちらは、良く使う言い回しですが、とてもくだけた印象の言葉です。

目上の者から目下の者に対して「よくできました!」とお褒めの言葉を与えるようなニュアンスです。注意すべき点としては、目上の人には絶対に使ってはいけないということです。

How are you doing? / How’s it going? / Are you all right?

日本のビジネスシーンでは、ビジネス相手に対する口切りの言葉として
「お疲れ様です」
という語がつかわれますね。

個人的には、私はこの言い方をあまり好みません。
「お世話になります。」
という言い方が個人的には好みです。

けれども、ほとんどの人が
「お疲れ様です。ところで・・・。」
と話を切り出しています。
メールなどでも同様です。メールの書き出しの多くが、
「お疲れ様です。
・・・。」
となっています。

こういったシーンでの「お疲れ様です」に相当するのがこの言い方です。

◇How are you doing?
◇How’s it going?
◇Are you all right? (イギリスのみで使用される)

See you tomorrow, bye. / See you on Monday. / See you next week.

仕事が終わって退社の際に使うフレーズです。
この他にも使える気の利いた言葉としては、下記のような言い回しもあります。

◇Have a good evening!(素敵な夜を)

◇Have a good weekend!(素敵な週末を)

まとめ

いまや「お疲れ様」は非常に便利な言葉として、さまざまな意味合いを持って使われるようになりました。

本来の疲労をねぎらう意味以外にも、
こんにちは
いってらっしゃい
お帰りなさい
ご苦労様
こんにちは
さようなら
失礼します
・・・

などの言葉の代用となりますので、ほんとうに便利ですね。ですから、ついつい「お疲れ様」を使いがちになるのも無理からぬこと。

けれども、あまりに「お疲れ様」という語が氾濫してきて辟易としてきているビジネスマンが増えているのも事実なようです。日本語の意識を高く持って、それぞれの場面にもっと適切な語のボキャブラリーを増やしていくことで、さらに魅力的な人間になれるのでは、と思います。

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