お肌の乾燥は、冬の悩みだと思っている方が多いかもしれません。
けれども、見た目はてかてかしていて、一見乾燥肌とは無縁に見えても、実は中はカサカサ、というインナードライ肌というものがあります。
インナードライ肌を放っておくと、肌荒れの一因になってしまいます。
それでは、インナードライ肌の原因と対策をご紹介しますね。
目次
インナードライ肌とは?
インナードライ肌とは、どのようなお肌の状態のことをいうのでしょうか。
別名は「乾燥性脂性肌」といわれます。肌の内部が乾いている状態のことです。
ではなぜ、肌の内部が乾燥しているにもかかわらず、表面の皮脂が増えてしまうのでしょう。
これは、肌内部の水分量が少なくなっているため、これ以上肌から水分が失われるのを防ごうと過剰に皮脂を分泌するためです。
インナードライ肌の特徴
インナードライ肌の特徴は、おでこから鼻にかけてのTゾーンがてかてかしているのに、頬はカサカサになっている状態です。
頬も含めて顔全体が皮脂でてかてかになっている場合には、脂性肌の可能性が高いです。
インナードライ肌になる原因は?
過剰な皮脂対策がインナードライ肌の原因に
肌にうるおいを持たせたいと、過剰な皮脂対策をすることは、
かえってインナードライ肌を招いてしまうことがあります。
皮脂の過剰分泌によって、てかてかして見えてしまいます。
スクラブ洗顔などを用いてさっぱりと皮脂を洗い流したり、皮脂を気にして日に何度も顔をごしごしと洗うなどのことをすると、落ちた皮脂を補うために、さらに多くの皮脂が分泌されてしまいます。
悪循環ですね。
そうなると、肌の表面はてかてかしているのに、内部の水分はさらに失われていって、インナードライはひどくなっていきます。
インナードライ肌への正しい対策は?
インナードライ肌への対策として、
もっとも重要なのが「保湿」です。
肌がてかてかして気になるのに、保湿?
とか、あるいは、
夏の汗や皮脂でべとべとしているのに、保湿?
と思ってしまうかもしれません。
けれども、実はお肌はさまざまなストレスにさらされて乾燥しているのです。
冬の暖房だけでなく、夏のエアコンや紫外線でも乾燥はすすみます。
ですから、一年を通してお肌の保湿は必要なのです。
夏にもお肌への保湿が必要なわけは?
夏は、強い紫外線や汗、PM2.5など、
肌への刺激が多くダメージが蓄積しやすい時期です。
インナードライ肌になると、お肌のバリア機能が低下して、より刺激をうけやすくなってしまいます。
お肌のバリア機能とは、肌を刺激や乾燥から守る働きのこと。
このバリア機能が低下してしまわないうちに、保湿をしてお肌を守るようにしましょう。
保湿に効果的な時間や方法は?
保湿剤をつけるのに効果的なのは、
入浴後や洗顔後など、水分が失われ乾燥しやすい時です。
入浴や洗顔の後には、すぐに保湿をおこなうようにしましょう。
化粧水でお花だにうるおいを与え、クリームで蓋をしてうるおいを閉じ込めるのが良い方法です。
それだけではまだ乾燥が気になる場合には、就寝前に塗って寝るだけのパックなどに効果が高いとされています。
天然セラミド配合の保湿剤が有効
お肌の保湿において重要な要素が3つあります。
・天然保湿因子(NMF)
・皮脂幕
この3つは、お肌の角質の保水機能・バリア機能を発揮させるために欠かせない因子です。
インナードライ肌では、この3つの働きのバランスが崩れている状態となっています。
この3つの因子の中でも、もっとも重要なのが「セラミド」です。
セラミドは、バリア機能の大半を担っているからです。
けれども、セラミドは、加齢や生活環境に伴って減少します。ですから、外から補うことは、とても大切なのです。
保湿剤に含まれているセラミドには、実にさまざまなタイプのものがあります。
その中でもおすすめなのは、天然セラミド。
角質層に足りないセラミドをおぐなうだけでなく、肌自身のを産生する力をサポートする働きを持っているのです。
巷には、多くのセラミド成分配合の保湿剤が市販されていますので、
天然セラミドが含まれていることを確認して購入することをおすすめします。