タイはとっても暑い国。
年中暑いので、もちろんのこと1年中夏服です。基本的にはラフな服装で観光を楽しめます。
でも、注意すべき点も少々あります。
例えば、タイは仏教の国なので肌の大胆な露出はタブー。
もう一点、赤シャツと黄色シャツの対立はTVのニュースでご覧になった方もあるのでは。
目次
タイを観光するときの服装で注意すべき点とは
冷房対策の上着が必要
タイでは、1年の平均気温は29度。
暑い時期は、34度 36度という日が続きます。
基本は日本の夏服でOK。
でも、建物の中に入ると、冷房ががんがんに効いていて驚きます。
外から帰ってきた瞬間は、涼しさにほっとしますが、少し時間がたつと身体が冷えてきて困ります。
冷房対策のカーディガンやストールなどは必需品です。
寺院観光の際には肌の露出に注意
タイは経験な仏教の国。
とくに、観光でタイの寺院を参拝するときには、肌が大胆に露出する服装は避けなければなりません。
タンクトップやミニスカートだけでなく、男性の短いズボンもNGです。
格式の高い寺院や王宮の観光では、帽子やサングラスも禁止されています。
長ズボンか丈の長いスカート、袖のあるシャツを用意しておきましょう。
現地の方も、露出の多い服装の観光客には眉をひそめます。観光スポットとはいえ、仏教の聖地の寺院ですから、敬虔な気持ちで参拝することを忘れてはいけません。
エメラルド寺院(ワット・プラケーオ)ではとくに注意
エメラルド寺院は、格式の高いお寺なので、服装にもとくに厳しくなっています。
露出の多い服装の場合には、寺院で貸し出しもしています。半ズボンなどをはいていくと、この貸し出し服を着なければならなくなってしまいます。
でも、この貸し出し服の評判は今ひとつ。多くの人が着ているものなので、清潔感いっぱいというものでもありません。また、デザインも不評です。あらかじめNGにならない服装をして行かれることを強くおすすめいたします。
赤と黄色の服は避けましょう
タイでは、対立する勢力があり、それぞれが赤シャツと黄色のシャツをシンボルにしています。
クーデターが起こったときには、ほとんどの国民が、それぞれ自分が応援する勢力の色のシャツを着て意思表示をしていましたね。TVでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
うっかり赤色の服を着ていると、事情もわからない日本人がタクシン派と勘違いされてしまい、面倒なことになっても困ります。
赤と黄色の服は、誤解のもとになりますので避けましょう。
さらに、タイでは迷彩服を着用するのは軍人だけです。こちらも知らないと面倒なことになってしまいます。迷彩服も避けましょう。
タイの人が喪に服すときの装い
2016年10月に、国民からたいへん敬愛されていたプミポン国王が亡くなりました。タイの方々はたいへん悲しみ、国中が喪に服しました。
知り合いの洋服屋をしている方の娘さんは、冗談まじりで、
「黒の服がものすごく売れたわ。おかげで、儲かったわよ。」
と言っていました。
タイの国民は黒の服に身を包んで、喪に服したのですね。
もちろんのこと、観光局客までもが現地のタイ国民が喪に服すのと同じ黒の服を着る必要はありません。ただ、タイの方々の気持ちを尊重して華美な服装は慎むほうが賢明です。喪に服する期間は6か月となっています。