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うなぎの健康効果 その栄養と効能 夏バテ防止のための食べ方 アレルギー対策

うなぎと言えば、夏の暑い時期のスタミナ源として古くから食されてきた食材。古くは万葉集が歌われた奈良時代から「滋養強壮」に効く食材として重宝されてきたものだそうです。現在でも、土用の丑の日などを中心に庶民に愛されていますね。うなぎやさんの横を通ると、蒲焼を焼くおいしそうな匂いに、なんとも食欲がそそられてしまうものです。

うなぎの健康効果 含まれる栄養素ごとの効能

うなぎも魚類の1つではありますが、豊富に含まれる栄養素は他の魚類を圧倒するものです。なるほど「スタミナ源」といわれるのももっとも。

うなぎに含まれる栄養素それぞれの持つ効能について、ちょっと詳しくみてみましょう。ほんとすごい魚ですよ。

うなぎに含まれるビタミン群

ビタミンA

うなぎで特筆すべきは、ビタミンAの含有量。同じ様にビタミンAを含む食品たちの中でも抜群です。分りやすい例としては、うなぎの蒲焼半分の量(約50g)で、成人男性が1日に必要とされる目安量を超えることが出来ます。ビタミンAは、目や網膜にダメージを補ってくれることは期待されるものです。取り過ぎも良くないとされていますが、経済的観点からもうなぎを取りすぎるのはなかなか無いので大丈夫でしょう。

ビタミンB1

うなぎは、ビタミンB1の含有量も、魚介類の中でトップレベルです。うなぎの蒲焼1本(約100g)で、成人男性が1日に必要とされる目安量の7割を摂ることが出来るとされています。ビタミンB1は、摂取した糖質をエネルギーに変える際に必要となる栄養素であるが故に、ダイエット効果をも期待出来るものです。

ビタミンB2

うなぎの蒲焼1本(約100g)で、成人男性が1日に必要とされる目安量の半分を摂ることが出来ます。ビタミンB2は、人が成長を続ける上で欠かせないビタミンであり、摂取した栄養素をエネルギーへと変えてくれる働きがあります。肌荒れや口内炎などの治療でお薬やサプリなどにも使われる、美容に関わるビタミンの1つです。

ビタミンE

うなぎの蒲焼1本(約100g)で、成人男性が1日に必要とされる目安量の実に8割を摂ることが出来ます。ビタミンEは体内では作ることが出来ないので食事などから摂るしかないものなのですが、細胞の老化を抑える働きが期待されるもので、「若返りのビタミン」とも称されています。

うなぎは脂がのった魚類ですから、その肉からは当然豊富なタンパク質や脂質がが得られる訳ですが、やはり他をしのぐ特筆すべき栄養素は紹介したような豊富なビタミン群になります。

これだけ豊富なビタミンを含む食材は他になかなか無い存在ではありますが、うなぎにはビタミンCはあまり含まれていません。うなぎを食べるときには、ビタミンCを含む食材と共に食することで、さらに優れた食材になること間違いありません。

うなぎにはDHAやEPAも豊富

うなぎには青魚に多く含まれていると言われるDHAやEPAも豊富に含まれています。大人になると川魚となるうなぎが、海の青魚の代表格であるサンマと同等のDHAやEPAを持っているというのです。アジやサケよりも多いと言うのですから驚きです。EPAは中性脂肪を下げる働きがあるので、健康診断などで中性脂肪が高いと言われている方には必須の成分です。また、DHAは脳の発達や維持に欠かせない成分で、最近はテレビやラジオのCMでもその効果を示すものが多く紹介されています。

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うなぎのヌルヌルに含まれるムチン

胃の粘膜を保護してくれる働きがあるとされる「ムチン」は、うなぎのあのヌルヌルした部分に含まれています。ムチンには、うなぎの豊富なタンパク質の吸収を高めてくれる働きや、カルシウムの吸収を促す働きもあります。

また、うなぎをいただく際には、ぜひ骨の唐揚げを「お持ち帰り」でも良いのでいただきたいところです。カルシウムが豊富に摂取できますし、サクサクしておいしいですよ。

こうして主な栄養素を挙げるだけでも、うなぎってとても栄養豊富な食材なのだということを、つくづく思いしらされますね。

うなぎの健康効果 夏バテ防止のために自宅でちょっと工夫したおいしい食べ方

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うなぎの食べ方と言えば、定番はうな重・うなぎの蒲焼・ひつまぶしとなるのでしょう。確かにどれもすて難い美味しさがあるのですが、気温が高くなった夏場になると、うなぎを「重たい食材」と感じてしまわれる方も多いかもしれません。

せっかくの夏バテ防止のスタミナ食材であるうなぎですから、サッパリとした感じで食べられるお料理方法をご紹介しますね。

こってりのうなぎをサッパリ食べる「うざく」

「うざく」とは、「う」なぎを「ざく」っと切ってキュウリとわかめをお酢で和えた簡単料理のことです。暑い夏をうなぎのスタミナで乗り切るために、サッパリとした味わい・食感でいただくことの出来る簡単メニューです。

サラダの主役にうなぎを使う

サラダに魚介類を入れるのは、今や定番になりつつあると思います。所謂お刺身の類を野菜と一緒にドレッシングで頂くのはカルパッチョ風雨でとても美味しくいただけます。それをアレンジしたのが、「うなぎサラダ」。お刺身や定番のハムなどの肉類と同様に、うなぎを1口サイズにカットしたものを野菜と共にいただく「うなぎサラダ」は、意外にもどんなドレッシングにもあいます。

うなぎの健康効果 アレルギー反応と予防策

そもそも、うなぎが主原因とされるアレルギーの報告は少ないもので、ごく稀なケースだと言われてはいますが、確かにうなぎアレルギーというもはあるようです。うなぎアレルギーも他の食物のアレルギーと同様に腹痛や嘔吐、口や口の回りの痒みなどが現れるものですが、一緒に食事をした家族に問題がないのに、自身だけが症状が出たという場合には、うなぎアレルギーを持っている可能性も考える必要があるかもしれません。

うなぎアレルギーだけでなく、蕎麦や卵などに反応が出てしまう場合には、それらを口にしないことが第1の予防策。不思議なもので、養殖のうなぎだとアレルギーが出てしまうのに、天然うなぎだと大丈夫とった感じで、うなぎが成長の過程で食べてきたエサなどにも関係してくるものもあるようです。

「土用の丑の日」という日本ならではの、うなぎを食べることを促すイベント的な習慣であっても、アレルギーを感じるのであれば口にしない方が懸命です。

見識を広げると、土用の丑の日というのは、元々は「う」の付くものを食べようと広まったものらしく、うなぎにこだわらなくてもだいじょうぶ。暑い夏のこの季節、「う」が付くおいしいものを探してみるのも楽しいかもしれませんよ。

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